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五月の青春のnasaのレビュー・感想・評価

五月の青春(2021年製作のドラマ)
4.2
ホテルデルーナでイドヒョンを知って、あら素敵!と思い彼の出演作品調べてからずっと観たかった作品。
コミンシちゃんも空から降る一億の星や智異山で観て気になってた女優さん。

光州事件、単語だけは知っていて、ソン・ガンホのタクシーの映画も観たけれど、ちゃんと事件を理解してなくてそういう予備知識を途中で入れながら鑑賞。
光州事件と調べるとBTSと出てくるけど、Ma cityのホビのパートの所だったのか、とか色々と今更知ってへー!と思うことも。

光州の方言って何となくオーストラリアの英語の訛りに似てる感じで可愛い。
カムサムニダィのようにアイというクセがあるんだなと思った。釜山とは全然違う訛りが、韓国語自体は理解出来なくても、音の面白さを感じた。
コミンシが喋るからなおさら可愛い。

オ・マンソクさん。不時着にて何故か気になった役者さんで、また観てみたいと思っていてここで再会。しかもやばさパワーアップしてる。
何故か私には時々いとうあさこに見える。
何故か私には、この人こんな役してるけど、ホントは絶対いい人!って勝手に補正が入ってしまってた。
嫌な役の人って顔見るだけでムカつくし、絶妙に意地悪そうな顔してるな、と思うのに、オ・マンソク、あなただけはどうしても私の中で悪役になりきれないのよ!
最近ファンミもあったようです。YouTubeにも公式的な動画でオ・マンソクさんのファンミや来日の様子がわかるものがあるみたいなんで見てみたいなと思ってる。

イサンイの演技が何かいいな、と思った。
スリョン役の女優さん初めてだったけど、背が高くて観てるうちにだんだん魅き込まれたな。
コミンシちゃん小柄なのかな?と思って気になって調べたら160cmもあるし、イドヒョンが185cmってなってた。カッコイイね。

【以下ネタバレ含む】





ストーリーは遺体発見から始まる不穏さと、史実的にも絶対悲劇が待ってると予想出来ちゃうから重苦しいのかなと思いきや、前半は社内お見合いみたく、親友の代わりにお見合いにいってそこの2人がくっつく〜という普通のラブストーリー。スリョンはヒテに惹かれてたよね。ちょっと切なかったけど、仕方ないね。
子役の2人も結局仲良くなったのが微笑ましかった。
ジョンテ、ちょっと今の寺田心くんに似てる。クールにした感じ。



後半はただただ苦しくて。
あれは誰の時計?時計の行方も気になって。
軍人さんたちって市民守るものじゃないのかしらと。
やってる事が恐ろしくて。他国ならいいわけでは決してないけど、同じ国の人にやることじゃない。

ヒテがビラを配って探してたり苦しくて何とも言えないのよ…
ミョンヒだったのか…と。
看護師は撃たれないとか、ミョンスは地図が読めるとか、時計のこととかわりと伏線が分かりやすく散らばっていた。

ヒテの現代の役者さん、似てはないけど、おぉ!となった。

史実を背景に、フィクションだけどきっとそんな人も居たと思うし、悲しく辛い物語だった。
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