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ひねくれ女のボッチ飯のkuraのレビュー・感想・評価

ひねくれ女のボッチ飯(2021年製作のドラマ)
4.0
安心のテレ東グルメドラマ。

(あらすじ)
人づきあいが苦手で友達もおらず、なんとなく日々を過ごす、ひねくれ女の川本つぐみ(飯豊まりえ)は、「ホワイトホース」という名のインスタグラムのアカウントに出会う。顔も名前もわからないが、よくある料理なのに妙に魅力的な食事の写真と、自分と似ている理不尽な境遇が綴られた投稿に魅力を感じ、「ホワイトホース」を自分の「白馬の王子様」だと信じる。王子と同じものを食べるために、ボッチ飯をするつぐみは、それが日々の楽しみになっていく。王子もまた、つぐみから来る唯一の「いいね」が楽しみになり...。

主人公を演じる飯豊まりえさんのキャラクターが絶妙。
勝手に王子の真似をしておきながら、食べてるメニューにケチをつけたり文句を言うのが😅
ただ、ひねくれとは言っても誰しもこのくらいは持ってるよねというレベルなので、不快度はなく、むしろ共感と好感。

・誕生日が同じだと分かった時に、一気に親近感がわく感じがあるある。
・最終話のこのドラマらしい終わり方。距離感。つぐみと王子の表情がよい。

SNSは使い方次第でメリット・デメリットありますが、文体から相手の人柄を想像する面白さや、分かってもらえる人に「いいね」を押されたりする(もちろんそれを貰うためだけにやっているわけではないですが)と嬉しいもので、それが何となく日々の糧になったりする。そんなことを感じさせてくれるドラマでした。おすすめ。
(これはFilmarksにも通じるものがあると思います)

是非とも続編を。
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