Amber

ヒヤマケンタロウの妊娠のAmberのレビュー・感想・評価

ヒヤマケンタロウの妊娠(2022年製作のドラマ)
4.0
広告代理店に勤める桧山健太郎(斎藤工)が男性妊娠により、パートナーの亜季(上野樹里)と、さまざまな変化や、自身や相手の考えの違い、自分の望みに気づいていく物語。

私は経産婦でなくて、こんなに大変なことを皆さん乗り越えているということに改めて尊敬の念を抱いた。
健太郎の働く広告代理店や、亜季の両親の価値観が古すぎて、セクハラやモラハラ満載でびっくりしたけれど、そこはドラマだし誇張している部分もあるのかな。
あとは、制作側が、日本のジェンダーバイアスとか、男女の役割に対する擦り込み、思い込みの価値観は根強いってことを表現したかったと推測。

健太郎も亜季も、初めは自分のことしか考えていなかったけれど、だんだん共に子育てすること、家族とはという問題をお互いの意見を確認しながら、途中挫折しかかりながら、一緒に前に進もうとする姿勢に好感が持てました。

みんな、それぞれ、人生でどんな立場に置かれるか、わからない。
どんな相手でも尊重できる世界になったら、素晴らしいのだけど。
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