「大人のためのロマンティックコメディ」
大人のための、という言葉にこれ程納得がいく日本のテレビドラマはいつ以来だろうか。
離婚というネガティブなりがちな題材を軽やかに笑い飛ばしてくれそうな、素敵な脚本と演技。
コメディという点でいうと、最終回まで観て松たか子という日本トップクラスのコメディエンヌ抜きにはこのクオリティには達し得なかった。
とわ子とかごめのエピソードが全部大好きでした。
それだけに、かごめの唐突の出来事はあまりにも辛かった。
坂元裕二さんの作品群の中でも本作は、どこか新境地に向かう転換点なのかな？と思われる所もありつつも、
いちいちツボを付いてくる楽しすぎる会話劇は相変わらず健在。
最終回の眞さんとのシークエンスがまた胸熱で、かごめといる時のとわ子が蘇ったようでもあった。
（追記）
エンディングテーマがラップで、なおかつ通常なら知名度重視でKREVAやライムスター、RIP SLYME辺りになりそうな所を
トラック制作・プロデュースのSTUTSを中心とした、旬なメンツが毎回違うラップ（KID FRESINO、BIM、NENE等）、しかもその回の物語の内容をフロウに盛り込む。
斬新で画期的。大成功。
