真田ピロシキ

HALO シーズン1の真田ピロシキのレビュー・感想・評価

HALO シーズン1(2022年製作のドラマ)
2.8
へ?9話で終わってたの?Xbox360を持ってたので4まではプレイ済み。コンソールでFPS操作を確立した歴史的意義の大きいタイトル。でもぶっちゃけ大して好きでもない。初期は水増しが多かったし、フラッドが1時間近く続くアレとかループしてるのかと思ったよ。大体俺はギアーズ派だったんだ。

これまでHALOの映像化はいくつかあったがほとんど目も当てられないもので、その理由がどいつもこいつもSFのお高く止まってるようでそんな高級でもない物語ばかり表現しようとしてる。劣化スターシップトゥルーパーズだったり、シンボルのスパルタンアーマーを脱ぎ捨てて銃も撃たなかったり、非人道的なスパルタン計画を無批判に描いただけだったりこんなもんどうやって楽しめと?これもそんな風に退屈なドラマ部分が多くを占めてて、酒を飲みながら見てたことが多いのもあるが眠い!韓国系少女と元スパルタン仲間の黒人も本筋との関わりが見えてこないので、これじゃあこんなことは言いたくないけどねじ込まれた"ポリコレ"と言われても仕方がないよ。一応チーフの人間性には関わったが上手い脚本とは思えませんでした。他にもコブナント側の人間女とチーフのロマンスがあったりしますがやはり眠くてそもそも「え、コルタナじゃないの?」という思いだし、ハルゼイがフェイタリティぶちかまされてくたばるなら良い気味だがクリフハンガーで持ち越されて不完全燃焼。

そういう訳でドラマが退屈すぎて途中で切りそうなくらいだったが、アクションシーンは良い。度々一人称視点になるのはもちろんとして、チーフやコブナントの動きやバリアが剥がれ回復する時のSEなどが高い再現度で滑稽にならないよう見せられている。そしてチーフはまさに悪魔な強さ。他のスパルタンも超人。高難易度をプレイする上級者プレイヤーの動きを見ているようでHALO経験者ならここは楽しめる。このクオリティでアービターも是非とも見てみたいものだ。この出来で続きが作られそうかと言うとたやすいことではないが。