『必ずこの部隊を遠征に連れていく』
鑑賞期間:2021/10/10~2022/1/24
2022年2本目
ジャンプSQで連載中のSFバトル漫画のアニメ版
原作既読
【総評】
原作の網羅的かつ機械的で緻密なレギュレーションの下で繰り広げられる集団戦の魅力が継承された素晴らしきアニメーション。B級ランク戦最終ラウンドに宿った少年漫画的カタルシスが作画の力によってさらに際立っていた。
【良】
原作はそもそも絵的なカッコよさよりも、レギュレーション内で魅せる戦術の妙に重きを置いた作品だが、アニメ版では戦闘シーンが動的になることで、アクションのカッコよさやキャラクター達の頭の回転の速さなどがより際立っていたように思う。特に最終2話の作画が素晴らしく、強化追尾弾(ホーネット)を隠岐がグラスホッパーで躱すシーン、二宮VS弓場のタイマン勝負のシーンなどは、ワートリではあまり見られない動的魅力が詰まっている。
三雲が「トリオン能力の低さ」を逆手に取った戦術が光る最終話がひたすらにアツい。ワートリで過去一番アツいシーンなのでは。ただ、ベストシーンは話題にもなったが間違いなく犬飼の「ナイスキル…」だろう。犬飼と雨取の複雑な感情が交錯している場面であり、アニメ版だからこそなし得た名シーンである。
【悪】
最終ラウンドの振り返り&解説シーンでもう一話やっても良かったかも…
【まとめ】
緻密な設定と集団戦が好きな方には、超絶おすすめ
以上