ひきこもりの、
テラコマリ役の、
楠木ともり、
韻踏みまくり。
EDは耳に残った。
悶々とする主な原因の権力争いも悪くないけど、ひきこもり生活の日常の方にももう少しスポットを当てて、悶々として欲しかった。
血が嫌いな吸血鬼が、どんなシチュエーションで血を摂取することになるのかと、覚醒した時の盛り上がりは面白い。
死んでも簡単に生き返るゲームのような設定は、死が軽く見えてしまい要らなかった。
金持ちも貧乏人も、賢い人も馬鹿な人も、どんな立場の人間も、どんな苦悩や因縁があろうと、やり残したことがあろうと、死んだらそこで"無"になる。
だからこそ、『アウトレイジ』など北野武監督作品でポンポン殺されていく様に、死とは虚しくあっけないものだと考えさせられ、重み、哀愁、爽快さをも感じられる。
だからこそ、人生をやり直せる転生ものは支持され、うんざりするほど量産されるのに、羨ましくて見てしまう。
この物語の殺し合いは軽すぎて、感じ得るものがない。