カニ組長

異世界召喚は二度目ですのカニ組長のネタバレレビュー・内容・結末

異世界召喚は二度目です(2023年製作のアニメ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

 主人公が異世界召喚2度目という設定が面白そうだと少しでも感じた自分が馬鹿だった。
 まるで知らないアニメの2期を見ているような疎外感。視聴者は主人公とも他の異世界キャラクター達とも初めましてなのに、向こうは既に出来上がった関係性を、さも当然のように知ってるていで話を展開させてくる上、半分くらいは主人公も初めましてなサブキャラクターの、特に本筋とそこまで関わりの無いエピソードに話が割かれてしまうので、本当に何を見せられているんだ感がすごい。(こっちは相棒のリヴァイアサンや、獣人族の姫、女魔王と仲良くなった過程、そこにあるはずのドラマが見たいんだよ!)
 もう一つやるせないのは、主人公が異世界召喚2度目であることを強調するためだけに登場したクラスメイト達だ。戦いで活躍させて貰えるわけでもなく、ただ召喚されて、戦に備えて修行してただけ。本番では毛ほども役に立たないし。こういう必要の無いキャラクターを出すしか出来無いなら、異世界2度目というテーマにはそもそも手を付けるべきじゃ無い。唯一ヒロイン枠として出番を与えられてる同級生キャラでさえ、足手纏いだからと主人公の旅には同行させて貰えないのだ。いなくても変わらない。(え?『そのヒロインだって最後は主人公と共に異世界に残る決意をしてるだろ?』だって?冗談だろ?それ本当に最後だけじゃねぇか!正ヒロイン面してるけど、リヴァイアサンとか獣人族の姫とか女魔王の方がよっぽどヒロイン適正高いわ!そもそもそれだけ人間関係取っ替え引っ替えしてるから、黒幕が闇落ちヤンデレホモ化したんじゃねぇの?)
 異世界は一度目で十分と良く分かる作品。
カニ組長

カニ組長