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ボージャック・ホースマン シーズン3
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『ボージャック・ホースマン シーズン3』のエピソード情報

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『ボージャック・ホースマン シーズン3』に投稿された感想・評価

品川巻

品川巻の感想・評価

5.0
神アニメの神シーズン。一番好き。
TIME誌の年間ベストTVエピソードを取った4話(水中を描いた無声アニメ)と12話が特に必見だけど、それ以外の回も、視聴者の誰かの図星になるようなシーンとセリフが凝縮されている。

アルコールとドラッグ漬けになりながら、過去を謝りたい人に会いに行く"地獄のロードムービー"からの、
ボージャックの人生観が変わるエンディングでニーナ・シモンのStarsが流れ出すという奇跡のような演出は、観ているこちらまで視界が冴え、空が広がる。アニメ史に残る終わり方だと思う。

そして子供ができたダイアンに開口一番、「君には選択肢がある」と言えるピーナツバター...偉大だ...。

「皆に愛されてる、でも誰にも好かれてないって。それってとてつもなく寂しいもんなんだよ」
「君自身が君を壊す原因なんだよ。仕事がツラかったなんてことも言い訳にはならない。子供時代も関係ない。原因は君だ」
タケオ

タケオの感想・評価

4.7
-「現実」が人間を喰らい尽くすとき『ボージャック・ホースマン シーズン3』(16年)-

 『ボージャック・ホースマン』の登場キャラクターたちは、常に「現実」から逃れようともがいてきた。しかしシーズン3に至って、遂にボージャックたちの前に「現実」が立ちふさがる。ハリウッドのマヤカシが、音をたてて崩れ去る。本シーズンのテーマはズバリ「決断」だ。信じていたものが全てマヤカシだと突きつけられ、新たな道を模索する者たちと、それでもマヤカシに縋ろうとする者たち。両者の顛末を、『ボージャック・ホースマン』シーズン3は容赦のないタッチで描き出していく。
 『ボージャック・ホースマン』シーズン3の影の主役は、ポップ・スターのサラ・リン(クリステン・シャール)である。ボージャックとともに『馬か騒ぎ』に出演していた頃は無邪気でシャイな子役だったが、ステージママからの虐待やハリウッドからのプレッシャーに追い詰められ、今ではすっかり典型的なお騒がせセレブに成り果てている。ポップ・スターとしてハリウッドに搾取され続けてきたサラ・リンは人を信用することができず、相手を傷つけることでしか自分の尊厳を確認することができない。アルコールとドラッグとセックスに溺れるサラ・リンは、明らかに自己破壊願望に取り憑かれている。誰よりも愛を求めながらも、疑心暗鬼ゆえに常に相手を傷つけ続けてしまうサラ・リンは、主人公ボージャック(ウィル・アーネット)の鏡像だといえるだろう。エンドレスにお互いを傷つけ合うボージャックとサラ・リンのコミュニケーションの在り方は、『イナゴの日』(75年)のハリー(バージェス・メレディス)とフェイ(カレン・ブラック)の関係すら彷彿とさせる。
 酷薄極まりない「現実」から目を逸らし、そこから逃れようともがき続けたサラ・リンを待ち受ける結末はあまりにも残酷だ。ハリウッドというマヤカシの中で「現実」に押し潰されていくサラ・リンの姿は、ジュディ・ガーランド、マリリン・モンロー、ジャニス・ジョプリン、イーディ・セジウィック、ペグ・エントウィスルをはじめとした「実在した悲劇のハリウッド・スターたち」の姿と一直線に結び付いている。「終わり」だけがサラ・リンに安息をもたらすのだとしたら、これほど残酷なことがあるだうか?
 ここにきて『ボージャック・ホースマン』はブラック・コメディの域を越え、日常と地続きにあるリアルな「不条理と残酷」を真摯に描く深淵なシリーズへと変貌を遂げた。「現実」から目を逸らし、ハリウッドという「マヤカシ」へと逃げ続ける臆病者たち・・・すなわち、本シリーズを「単なるアニメーション・シリーズだ」と割り切ろうとする観客への強烈な一撃。シリーズの印象を大きく塗り替える、最も重要なシーズンの1つだといっても過言ではないだろう。
<過去記録>
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