スターウォーズ:クローンウォーズ シーズン3の10の情報・感想・評価

エピソード10
分離主義者の友
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sott

sott

2024.03.30
銀河共和国元老院では長期化するクローン戦争での軍備増強のため、銀行への規制を撤廃し多額のローンを組む予算案が提出されようとしていた。軍備増強は戦争の集結を先送りにするとしてアミダラ議員をはじめとするロイヤリストコミュニティは銀行への規制撤廃では無く、分離主義勢力との和平交渉案を何とか提出しようとしていた。共和国と独立星系連合双方から和平交渉案を提出する必要があるためアミダラ議員はアソーカと協力し密かに戦前に共和国に加盟しており現在は連合の議員である旧友ミーナボンテリの元へ説得に向かうのであった..... 政治色の強い内容に触れる前に、本作からアソーカやアナキンのビジュアルが変化。特に子供ぽかったアソーカは身長やレックが伸び、より大人のトグルータに成長している。また、ライトセーバーが二刀流になったりしている。他にもアナキンも髪型が変化したりアーマーが取れたりとより映画に近い見た目になっている。 本作は成長し少し大人びた女性になったアソーカが魅力的に描かれており、言動や行動が自立した大人へと変化している。年頃の男の子ラックスボンテリとの会話シーンなどは戦時中の思春期の若者の戦争や世の中に対する意見を聞くことが出来るので非常に感慨深い。 ここ数回は政治色の強い内容でついていけない人も多いと思うが、クローン戦争の行く末を左右する重要なエピソードとなっている。 クローン戦争長期化を止めたいパドメは何とか分離主義者との和平交渉にこぎ着けたい。しかし戦時中において元老院議員が敵国の惑星に行くなどご法度、分離主義者との会話すら出来ない状態になっている。話すらさせて貰えない状況でパドメは友人アソーカのジェダイの渡航特権を使ってなんとか旧友で惑星オンダロンの議員ミー ナボンテリとの会合のため独立星系連合の首都ラクサスに密入国する。分離主義者の軍人ばかりを取り上げてきたアニメシリーズだが、ここに来て分離主義側の平和主義者という描写を描いているのが大変興味深い。 双方にとって苦しい状況で戦争継続の意味すら見いだせなていないミーナボンテリもこれに賛同し分離主義元老院で連合=共和国和平交渉案の提出の可決に漕ぎ着けるのであった。 このシーンでは独立星系連合もドゥークー爵を最高議長とし民主主義が成り立っていることが伺える。まあこれはご存知の通り表向きはという話なのだが。 共和国の軍備増強のための予算案及び銀行への規制撤廃案を通さないためにパドメとミーナボンテリが提案した和平交渉案であったが、これまたご存知の通りクローン戦争自体がシスの暗黒に仕組まれたものであり、戦争集結に向かう希望はドゥークーと銀行グループ、テクノユニオンそして通商連合によってコルサントの発電所のテロという形で絶たれしまうのである。
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むん

むん

3-10 「Fear is a great motivator」 恐怖は人の心を動かす 📖クローン兵増産のための銀行規制緩和の是非を元老院で協議される。規制緩和を避けたいパドメは、分離主義派のラクサスの友人を訪れる。 アソーカとラックスの交流は良かった。アナキンとパドメがアソーカの親のように見えてくる。
うたもち

うたもち

良い話だった。 アソーカが大切なことに気づく回。 陰謀が渦巻いてて、悪化するしかない戦争は悲しいのお。