名探偵コナン 2000年の43の情報・感想・評価

エピソード43
第216話 ベイ・オブ・ザ・リベンジ(後編)
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ai

ai

一日の疲れも吹き飛んでしまいそうなほど綺麗な夕焼け空とは対照的に、故障した白いレンタカーを前に途方に暮れていたのは小五郎、蘭、コナンの三人。いつもの光景とはいえ、なぜ自分の乗る車に限って故障するのか…  しかしそれはお約束、そしてその後救いの神が現われて屋敷に招待されそこで事件に巻き込まれる…というのもこれまたお約束のこと。今回も期待に違わず小五郎の前には初老の男性がお供を一人連れて姿を現わしたのです。  今回小五郎が厄介になることになったのは、東京で弁護士事務所を開設する橘憲介という人物で、有名な事件の裁判には必ずといっていい程名前の登場する有名な弁護士でした。ただ金のためなら何でもするという悪評も一部にはあるようですが…  それを裏付けるかのように、橘の別荘は石造りの洋館に檜風呂まであるという豪華な作り。他方小五郎たちをもてなす料理も獲れたての海鮮料理が山のように皿に盛られ、別荘管理人の亀井八重子の料理の腕も手伝って小五郎たちにとっても大満足の晩餐となります。  しかしその一方で、強引なやり口に反感や恨みを持つ者も多いらしく、時には命の危険にさらされることもあるということでした。そしてそれを裏付けるかのように、晩餐中に現われた杉村のり子という橘法律事務所の経理を務める女性は、「T・K」のイニシャルの入った脅迫めいた手紙が事務所に届いていることを橘に報告してきたのです…  橘の周囲に巣食うトラブルはそれだけではありませんでした。事務所の経理の杉村には事務所の金を横領している疑いが持たれ、橘の妻のユキは金遣いが荒く、しかも橘に何か恨みを持っている様子。そして秘書の桜庭裕一は召使いのようにこき使われ、司法試験の勉強をする時間も取れず受験に失敗する日々を繰り返しているらしく……結局橘に恨みがなさそうなのは、番犬として飼われているヨハンという犬くらいのものだったのです…。  次の日の朝、橘は昨日に続き、海釣りを楽しむために一人で海へと向かうことになります。そして管理人の八重子が作った弁当を桜庭から手渡されると、朝早くから起きてヨハンと戯れていた蘭のコナンの見送る中、秘書の桜庭に後の処理を任せて別荘を後にしたのです。  そして時間はしばらく経ち…別荘に滞在していた人物のうち、橘の妻のユキは自宅に戻るため、午前中には別荘を発ち、秘書の桜庭も橘から頼まれた事務を処理するために東京に戻っていました。そんなことから小五郎と蘭、コナンの三人は、車の修理屋に向かうついでにヨハンを散歩に連れて行く役を買って出ます。ところが…  ヨハンはとても快活な犬で、二日酔いと運動不足の日常を送る小五郎は、ヨハンの駆けるペースにとてもついていくことができなかったのです…。加えてとても好奇心旺盛らしく、海岸沿いを走り去っていくボートを夢中で追いかけていき、小五郎はあっという間に置いてけぼりにされてしまったのでした。何とか蘭とコナンがヨハンの後を追いかけて、ヨハンが迷子になることだけは避けられたのですが…  ヨハンの散歩から戻った小五郎たちは、海の見下ろせる見晴らしの良い別荘のテラスで管理人の八重子自慢の料理を楽しんでいました。ところがそれから間もなくして、小五郎たちは遠くの海で一隻のボートが転覆し海の底に沈みかけているのを目撃したのです…!!  慌てて警察を呼び、現場に駆けつけますが、時すでに遅く、ボートに乗っていた人物は既に帰らぬ人となっていたのです。そしてその人物とは他でもない、朝方に蘭とコナンに元気に声をかけて出て行った橘弁護士その人だったのです……  すぐに千葉県警により捜査が開始され、担当の猪木刑事と馬場刑事は、橘にボートを貸した貸しボート屋の犬山浩を皮切りに関係者の聞き込みを開始。  そして秘書の桜庭や橘弁護士事務所所属の弁護士藤沢文雄らの話から、「T・K」を名乗る者から脅迫めいた手紙が数回送りつけられてきたことを知った馬場刑事と猪木刑事は、苦心の末にその人物の割り出しに成功したのです。  ところが、住所を特定し現場に急行した小五郎と刑事たちを待っていたのは、コナンも首を傾げるほど何とも予想外の出来事だったのです……!!!
hikarinokomama

hikarinokomama

ヨハン
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ゆうき

ゆうき

悲しい。