世界を壊し世界をつくる

プラネテスの世界を壊し世界をつくるのレビュー・感想・評価

プラネテス(2003年製作のアニメ)
3.9
2075年、秒速8kmもの速さで地球の周りを回っている人類が宇宙に行くたびに増えたゴミ″スペースデブリ″の回収を仕事としているデブリ課(半課)人達の苦悩や葛藤を中心に描く社会派アニメ。
宇宙からは国境線なんて見えず、ただ地球があるだけなのに…
ゴミ回収をするだけだからお金にはならないし待遇も悪く会社からは肩身が狭いわけですが、そんな中でも宇宙を守るため命を守るため、ただその一心で行動する彼らの想いが魅力的な作品。
序中盤のテンポ良くて笑えるギャグパートとスペースデブリを通して描かれる社会的な側面を持った色々な問題を取り扱うシリアスパートのあんばいがとても良い。
小気味よくて面白く観れました。
しかし、終盤からは平和や愛、差別について過剰に描いていて個人的に説教臭く感じてしまい、ごちゃごちゃしてしまったのが気になりましたね。
面白かったことには変わり無いですが。
11話12話18話あたりが特に好きでした。
いずれスペースデブリを回収する仕事が出てくるかもしれませんね‼️