平和を祈るヒツジくん

HELLSING OVAの平和を祈るヒツジくんのレビュー・感想・評価

HELLSING OVA(2006年製作のアニメ)
4.7
「化け物を倒すのは何時だって人間だ」

独特な言い回し、ヒラコー節が炸裂した本作。
初めて見たときは好きだったのですが、段々とオタク嫌いになり敬遠するようになってしまいました。
けどそれじゃ本当に大切なモノを見なくなってしまうなと思い、初心に帰ってレビュー致します。

キリスト者視点で『HELLSING』を見ると、虐殺されるロンドン市民はプロテスタントであり、マクスウェル率いるイスカリオテ機関はカトリック、少佐率いるミレニアムはナチズム……
ヨーロッパの複雑怪奇な勢力の裏には『宗教』がありますね。だから宗教が悪い、なんて言うのは短縮的であり、信じる人を尊重する気持ちを互いに持つことが必要である。と私は思います。

少佐の言う「君たちの神の正気は誰が保証してくれるんだ?」という台詞も印象的。それに答えるならば「それは聖書が証明している」と答えましょう。聖書を学べば、あらゆる疑問が解決されるからです。私は昔から聖書を読んでいますが、今でも知らないことだらけで驚きます。実際にイスラエルに行ったことある先生から話を聞きますが、とにかく聖書の世界は広大であり、知らないことだらけで驚くばかりです。アメイジング・グレイス。

ペンウッド卿の最期がカッコいい。高校の頃の先生もペンウッド卿のファンでした。