機動戦士Vガンダムの16の情報・感想・評価

エピソード16
リーンホース浮上
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PANDADA

PANDADA

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「主義者というのはいつの時代でもそう言うが、子供まで巻き添えにするのは許せんのだ」(ハズ・カイフ) リガ・ミリティアはアイルランドで旧式艦リーンホースを入手、宇宙を目指します。 ここに奇襲をかけてくるのがドゥカー・イク大尉とレンダ。 乗ってるのは急拵えの水陸両用モビルスーツ、ガルグイユ。 これがまた描写が細かくて、全天周囲モニターが作りかけだったり、所々で浸水していたり。 もちろん、我らがバイクマニア、イク大尉はガリクソンで来たかったらしいのですが、 いや、さすがにバイクで水中戦は無理でしょ。 それでも、「バイク乗り魂をみせてやる!!」と燃えるイク大尉。 いや、それ、バイクじゃないし。。。 この人はホントに頭の中バイクしかないんですね(笑)。 わずか2機で奇襲をかけてタグボートを撃沈するのはさすがですが、多勢に無勢、追い返されます。 リーンホースは無事浮上。 外観だとスペースアーク級かクラップ級なのかな。 確かに旧式。 現実に置き換えると、現代に戦艦大和で出撃するみたいなものです。 シャクティはたくましくも、スージィ、カルルマン、フランダースと共に密航。 ロメロ爺さん達はこれだけの戦力でカイラスギリー艦隊に喧嘩を売るつもりみたいですね。 一方のウッソ達は、太陽電池ハイランドの子供達を人質に取ったシノーペ部隊に捕まりますが、 そこの艦長さんが超絶紳士、部下の皆さんもこれまた紳士。 子供達を捕まえてはいるもののキャンディを与えたり、両親を探すために宇宙に上がってきたと言うウッソに「早く会えるといいな」と励ましたり、憎みきれないんですよね。 大人達のことはそれなりに警戒していますが、子供達についてはノーマークで、そこの所をオデロ達に突かれて、取り逃し、逆に降伏します。 リガ・ミリティアの作戦にPTSCを巻き込んだだけだから、PTSCは無関係だとか説明するマーベットに対して上の台詞。 ギロチンについても良くは思ってないみたいで、とても人情あふれる良い人なんです。 だから部下達も同じような人達なのかな。 本作は全編を通してこういうザンスカールのいわゆる普通の人達が出てきますね。 戦争はしているけど、敵としては憎みきれない。 そういうのをきっちり描いているからこそ、ガンダムって深いんですよね。