暮色涼風

撲殺天使ドクロちゃんの暮色涼風のレビュー・感想・評価

撲殺天使ドクロちゃん(2005年製作のアニメ)
4.0
自分にとって2006年頃は、色んな世界の扉を開いた時期だった。

この作品は、おそらく自分がアニメにハマった記念すべきキッカケ的存在。

当時、中一だったか中二だったか、"おもしろフラッシュ倉庫"か何かでこれを知って、衝撃を受けた。
可愛いタッチに対して、この内容。このエロとグロ。音や実写の使い方。混沌さ。
「アニメって何をやっても良いんだ!」
と目から鱗だった。
それまで、早朝や夕方にやるような、倫理観というオブラートに包まれたアニメしか認知できておらず、大人向けの深夜アニメの存在を知らずにいたので、一気に世界が広がったように感じた。

その次に『涼宮ハルヒの憂鬱』第1話のミクル伝説を観て、
「一体何が始まったんだ? 何を見させられているんだ? 再生するやつ間違えた?」
と混乱しながらも、その辿々しくも狂気的で且つリアリティのある不思議なものに惹きつけられて、気がついたら、全話観て、第一話からまた繰り返し観て、どハマりしていた。

高校は部活に、大学は映画研究と制作に熱中してから、一度は自然とアニメからも遠ざかってしまうが、アラサー独り身になった今、アニメ欲が再燃中。
傑作に出会えた時の幸せよ。




とにかく、この作品は中坊の固定観念をぶっ壊してくれました。
暮色涼風

暮色涼風