ウシュアイア

青いブリンクのウシュアイアのレビュー・感想・評価

青いブリンク(1989年製作のアニメ)
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GYAOで無料配信されているので紹介レビュー。

漫画の神様・手塚治虫先生は本作を制作中に亡くなり、手塚治虫先生のアニメーターとしての遺作となった子ども向けファンタジー作品。


作中で悪事を暴いたとして悪の親玉・グロス皇帝に連れ去られた童話作家である父・四季春彦を取り戻す旅に出た四季カケルのと雷獣のブリンクの物語。旅の中で訪れた場所で困難に遭うが、「カケルくん、勇気をあげる!」とブリンクから勇気をもらって乗り越える1話完結の話を繰り返し、クライマックスに向かっていく展開。

本作はNHKの金曜のゴールデンタイムのアニメ枠(関東ではテレ朝の『ドラえもん』の後の時間帯)で、時期的に『アニメ三銃士』と『ふしぎの海のナディア』の挟まれる形で放送され、対象年齢が少し高めだった前後の2作に比べて忘れらがち。主人公の少年がファンタジーの世界での冒険を通じて成長をする話ということで、完全に子ども向けのファンタジーなので、今大人が観ても退屈するとは思うが、改めてつまみ食いのように観てみると旅の途中のエピソードやクライマックスの含蓄やメッセージ性の深さを感じずにはいられない。

ご覧になった方、雷獣ブリンクを初めて見た正直どう思われたでしょうか?

形やかわいらしさはバンビなのに、色が青いためにかなりエキセントリックな色彩で、静止画で見ると気持ち悪かったというのが正直なところで、好きになるのに時間がかかってしまった。
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