このレビューはネタバレを含みます
全12話。
チート幼女が戦場で無双する話。
dアニメくん……いつのまに仕入れてくれてたんだい…!?見つけてハッピーハッピーハッピー😺になった。
1話目の時点では「幼女が大人ぶっているという設定に喜べばいいのかな?」と思っていたけど、2話目でまさかの転生モノだったことが分かってビックリした。異世界転生苦手なんですけど……でも……許しちゃう!!(殺伐は好きなので)
『チート能力を持って生まれた女の子』ってだけでもぶっちゃけ話としては成立するけど、ターニャの中身がガチガチのエリートサラリーマンということや、彼が無神論者なことがうまく組み込まれてるなぁと。
たとえば射撃前に神に祈りを捧げるシーン。
ターニャのカッコ良さを演出するためじゃなくて、「無神論者なのに神に祈りを捧げなければ戦争で生き残れない」というジレンマに囚われていることへの皮肉だったんだ……と気づけるところが、良い。
ただの設定で終わらずキャラクターの背景にリンクしてそこに説得力が生まれると味わいが増すよね。
あとさ、神に祈る→歯車が動く の流れめっっっっちゃデウスエクスマキナっぽさある。
ターニャがイレギュラー的に祈ることがもしかして一種の神降ろしの儀になってるんじゃ……ないですか……?
で、神の依代になったターニャ自身がデウスエクスマキナとしてその場の争い(ひいては戦争)を終わらせる……と。そうなると、神に反抗しているつもりで神の都合のよいように動いてるだけになっちゃうの、なかなかにエグい展開で……たまりません!!(あっ)
「人間は時に合理性よりも感情を取る」
沁みるお言葉です。